むち打ちでMRI異常なしでも後遺障害の認定を受けるレシピ

むち打ちの誤解と責任

むち打ちの誤解と責任

むち打ちの多くの場合、誤解(軽視)されています。その誤解とは、「時間が経てば治る」というものです。これは、医師ばかりではなく、自分自身も誤解している部分があります。

もちろん、時間の経過とともに緩和し、いずれはそれが完治すればそれに越したことはありません。しかしながら、ある日突然のもらい事故でむち打ち症になり、生活を乱され、痛みに耐え、それで済めばいいのですが、自分が治ったと思っていても、忘れた頃にその後遺症が出てきたときのことを想像して下さい。

後で「また痛み出した」と主張しても、示談後(または症状固定後)の治療費は自費です。後々、症状が悪化し、仕事を休むことがあったとしても、休業損害は出ません。

あなたのむち打ち、本当に良くなっていますか?

自分の症状や、むち打ち症を誤解せずに、今一度考えてみて下さい。
後悔しないために慎重に判断する必要があります。

むち打ちの責任

「そろそろ3ヶ月なので、治療を打ち切る」
「まだ痛いから通院させてほしい」
「もう6ヶ月になる。あとは後遺障害を申請してほしい」
被害者と保険会社の担当者との間で、よく見られるやり取りです。適切な治療を受け続けるためには、それなりの病院への「かかり方」というものがあります。

むち打ちは痛いです。
痺れます。
集中力もなくなります。
しかし、そのようなことばかり主張して、あなたがたいして病院に通わず、湿布薬とマッサージだけの漫然治療を続ければ、保険会社の担当者や主治医に「あぁ、あまりひどくないんだな」と思われても仕方ありません。

ここで「冗談じゃないわよ!わたしは悪くないのよ!すべて事故のせいよ!」という気持ちを全面的に出してしまう人は非該当になる可能性が高いといえるかもしれません。確かに事故はあなたのせいではないかもしれませんが、受傷してしまった以上、責任をもって治療に臨みましょう。その姿勢が保険会社や主治医に伝わり、後遺障害認定への円滑油になるかもしれません。