むち打ちでMRI異常なしでも後遺障害の認定を受けるレシピ

主治医との関係

後遺障害と主治医の関係

むち打ちは、主治医との関係が後遺障害の等級認定の鍵になります。主治医とは、常に良いコミュニケーションをとるようにして下さい。後遺障害の申請(審査)には医師に書いてもらう後遺障害診断書が必要になります。この後遺障害診断書の書き方ひとつで本来14級に認定されるものが非該当になることや、その逆も考えられます。

ヤブ医者は後遺障害の弊害

ヤブ医者は確実にいます。「この先生は大丈夫かな?」始めの数回で見極めて下さい。よく見て、よく聞いていれば分かるレベルです。たとえば、むち打ちによる「痛み」や「痺れ」を訴えているにも関わらず、腱反射、スパーリングテスト、ジャクソンテストすらしない医師は(ヤブ医者とまではいいませんが)少なくとも、あなたの後遺障害認定への弊害になるのでご注意下さい。

6ヶ月目に自分の主治医はヤブ医者だったと判明しても時既に遅しです。治療内容、検査の修正はできません。これは、自称交通事故専門家や悪徳行政書士に依頼してしまうのと同じくらいの致命傷を受けます。

自分の主治医が弱腰先生だったら

これも非常に「良くない材料」ではありますが、少なからず積極的ではない医師はたくさんいるでしょう。(保険会社との関係もありますから仕方がありません)これはさほど、問題ではありません。攻略法はあります。

自覚症状を伝えるときの「言葉」のチョイスには十分配慮する

言ってはならないNGワードがあります。たとえば、自覚症状の「痛み」や「痺れ」を主治医に伝える際、「◯◯の部分が張る」「肩がこる」などの言葉は使わないようにして下さい。

先生、それって痛いですか?

愚問です。後にむち打ちで後遺障害の認定を受けるためにさまざまな検査や治療をしてもらうわけですが、何かのときにあなたが「先生、それって、痛いですか?」というような質問はするべきではないでしょう。

あなたが本当に痛くて困っているのであれば、おそらくそのような言葉は出ないと思います。(少なくとも主治医はきっとそう思っているでしょう)14級程度を目標にしたとき「激痛」を伴う治療や検査など皆無です。

「この痛み(や痺れ)が緩和されるのであれば治療や検査の痛みなんてたいしたことない」という態度・気持ち(嘘はいけませんよ)で治療や検査に臨めば、あなたの真剣かつ切実な思いは、きっと医師に伝わるでしょう。


そういうひとつひとつの行動で医師の考えや見方が変わる部分もあります。実際、私はそのようなことを強く感じました。たまに、「◯◯の検査をしたいのですが、主治医が紹介状を書いてくれません」というようなご相談を受けますが、普段の主治医とのコミュニケーションに問題があることも考えられます。

ただし、こちら側に特に問題がないにも関わらず、検査のための紹介状を書いてくれない場合などは、即刻転院することをおすすめします。そのような医師にかかっていると、後遺障害診断書を書いてもらうときにこちらが「泣きをみる」パターンがほとんどだからです。

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