むち打ちでMRI異常なしでも後遺障害の認定を受けるレシピ

治療打ち切りの理由

治療打ち切りの理由

交通事故で保険会社と交渉・かけひきするのは、示談交渉の際の金額だけではありません。あなたが望む治療期間を認めてもらえるか否かも、かけひきが必要になることもあります。

これは「かけひき」というより「コミュニケーション」といったほうが正確だと思いますが、その中で、保険会社は虎視眈々と治療打ち切りのタイミングを見計らっています。よくある治療打ち切りの理由は以下のとおりです。

[check]むち打ちは3ヶ月で完治すると統計上決めつけている
[check]痛みや痺れを訴えているが他覚的所見なし
[check]今後の治療は対症療法なので必要ない
[check]主治医が良くなってきていると言っている(言わせている)
[check]むち打ち=仮病と考えている(も同然の扱い)

他にもたくさんありますが、だいたいこんな感じで攻めてきます。
相手がどう考えているかということを知ることは、とても大切です。

むち打ちの「通院しない」は「痛くない」

当たり前の話ですが、たいして通院もせずに、「痛い痛い」と言っていても、それは「痛くない」ととられてしまいますので、ご注意下さい。「痛くて通院できなかった?」それなら常識的に考えて入院するのが普通です。

入院もせず、通院もせず、何を主張しても通りませんので、頑張って通院して下さい。ちなみに、保険会社の担当者から症状固定を迫られた場合、迷わずこう切り返しましょう。

「症状固定は、医師と患者が話し合って決めるものであり、治療の経緯を知らない無資格の保険会社担当者さんが言えるのですか?言えるのであれば、その根拠は何ですか?」

あなたの切り返しの「切れ味」が良ければ良いほど、保険会社の担当者さんは、次回からあなたに「そのような決まりになっている」等の、デタラメな発言をしなくなります。相手のデタラメな発言を利用し、優位に立てる方法もないことはありませんが、それはちょっと遠回りなんです。だから、あなたはそもそもデタラメな発言をされないように予防線をはっておくというのがベストアプローチだといえます。